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釘抜地蔵

千本通りより見た外観

釘抜地蔵入口。地蔵堂は、千本通に面している門を入った先にある。





地蔵堂前

釘抜地蔵境内。穏やかな、昔懐かしい雰囲気が漂う。地蔵堂脇には、参拝者の為にお寺の方が用意したお茶が置かれていて、いつでも自由にお茶が飲める様になっている。





弘法大師が掘ったという井戸境内奥にある井戸。
弘法大師が自ら掘られたとされ、京都三井の一つと伝えられている。
周囲は墓地になっていて、歌人として有名な藤原定家の墓などがある。
 






住所 京都市上京区千本通上立売上る花車町
参拝時間 8:00〜16:30
TEL 075-414-2233
交通 JR/京都駅から市バス206系
千本上立売下車すぐ
  京阪電車/三条駅から市バス59系
千本上立売下車すぐ



 
人々の苦しみを抜き取るお地蔵様

正式名称は石像寺といいますが、釘抜地蔵という通称で有名なお寺です。

弘仁10(819)年に弘法大師によって開創され、本尊である地蔵菩薩は大師が自ら刻んだものといわれています。開創された当時は、苦しみを抜き取るお地蔵様だという事から苦抜地蔵と呼ばれていました。

釘抜地蔵と呼ばれる様になったのは、次のことに由来しています。
弘治2(1556)年頃、当時京都で有数の大商人であった紀伊国屋道林という人が、何事もないのに両手がとても痛み、色々と治療をしましたが効果がないので、霊験あらたかだと評判の苦抜地蔵にお参りして願掛けをしました。
すると、道林の夢の中でお地蔵様が「汝のこの度の痛みは病ではなく、汝が前世で人を恨み人形の両手に八寸の釘を打ち呪った事がある為に、その罪がかえり苦しみを受けているのだ。汝が祈り救いを求めたので、私が神通力をもって昔の恨みの釘を抜き取ろう。これを見よ」と2本の釘を指し示します。道林が夢からさめてみると、両手の痛みがたちどころに治っています。
急いで苦抜地蔵へお参りに行くと、何と、地蔵菩薩像の前に朱に染まった2本の八寸釘がありました。
道林はそれより100日の間日参し、その御恩の万分の一にもと感謝の気持ちを捧げたと伝えられています。その頃よりこのお地蔵様は釘抜地蔵と呼ばれる様になりました。

願いごとが叶い、お礼参りに来られた方は絵馬を奉納されますが、この絵馬は通常の絵馬とは少し違っていて、絵ではなく本物の釘抜きと釘が付けられています。本尊のある地蔵堂の外壁は絵馬によって隙間無く埋めつくされていて、御利益の程が伺えます。

朝から晩まで近隣の方や遠方から来られた参拝の方が絶えませんが、境内は常に穏やかな空気に包まれていて、どこかほっとする懐かしい気持ちになります。
 
 
 
 
釘抜地蔵本堂脇

参拝者は、この箱の中の竹の棒を歳の数だけ手に持ち、地蔵堂を一周する毎に一本ずつ箱の中へ棒を納めていく。地蔵堂の壁面には、願いが叶ったお礼に奉納された、釘抜きと釘の絵馬がずらりと並んでいる。








釘抜き地蔵までの地図







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