京都大阪スポットガイドイメージ
トップページ スポット一覧 人物紹介 お店紹介 サイトマップ

大原の里―散策案内―

呂川沿いの風景

呂川沿いの風景。
国道から三千院方面へ向かうと、川沿いの道に、大原ならではの商品が陳列された店が立ち並んでいる。




散策路付近の様子(左―寂光院付近の草生川横、右―呂川沿いの地元の漬物を扱うお店の店頭)

大原の里の散策路付近の様子。読者参加で大原を訪れた京都市在住の木村恭子さんと羽根田久美子さん。

左は、寂光院付近の草生川横にて。大原の里をじっくり散策するには、地図を用意しておくのがお勧め。
右は、呂川沿いの地元の漬物を扱うお店の店頭にて。大原ならではの食べ物との出会いも楽しい。




朧(おぼろ)の清水

朧(おぼろ)の清水。
寂光院参道にある小さな泉。民家の隣にあるので、見過ごしやすい。
建礼門院が寂光院にお入りになる道すがらに日が暮れて、月の明かりでご自身の姿を映された泉だと伝えられている。




阿波内侍(あわのないし)の墓

阿波内侍(あわのないし)の墓。
寂光院入り口より草生川沿いに上流へ歩けば、川を渡ってこの史跡へと続く道がある。
阿波内侍は、建礼門院とともに寂光院で暮らしていた女官の1人。女官たちは生活のための収入を得るために、阿波内侍の提案で、京の街中へと「しば」(小枝の薪のこと)を売るため出かけていたそうである。その際に彼女が考案した服装が、今の大原女の姿だといわれている。




大原の里の夕暮れ

大原の里の夕暮れ。
呂川南側の高台にあるコスモス畑より望む。大原が山々に囲まれた静かな山里であることを実感できる。

 
名所・旧跡と季節の風情に彩られた山里の散策路

大原と聞けば、小さな山里に数々の有名寺院があることを思い浮かべる方も多いことでしょう。特に里の東側を流れる呂川・律川付近には、密集して寺院が建ち並んでいます。

里の東側にあたるこの二川の上流の山塊は、「魚山(ぎょざん)」と呼ばれます。「魚山」とは、中国の山東省にある声明(しょうみょう、仏教の儀式音楽)の聖地のことで、この大原の山々がかの地の山に似ていることから、そう名付けられたそうです。そして、かつてはこの山の中に今以上に多くの寺院が建っていて、天台声明の修行の地として栄えていたのです。

呂川・律川も声明の呂曲・律曲に因んで名付けられたものです。調子はずれのことを『呂律(ろれつ)が回らない』というのもこのことから由来しています。

重要文化財の薬師・弥陀・釈迦の三如来像のある「来迎院」、大伽藍の中に美男で有名な大仏様のある「勝林院」、樹齢600年を越す五葉松と竹林が有名な「宝泉院」、声明に関する楽器があり、不断桜とシャクナゲが美しい「実光院」、そしてコケと池泉の庭園、重要文化財の阿弥陀三尊があまりに有名な「三千院」など、呂川・律川沿いは見どころいっぱいです(三千院は、京都バス「大原」より徒歩10分)。

律川の上流には「音無の滝」があります(三千院より徒歩15分)。来迎院を建立した良忍上人が声明の稽古をしていると、滝の音と声明の声が和して、音が聞こえなくなったとか。そこから由来しています。秋ならば、呂川・律川沿いの紅葉を眺めながら向かうこととなるでしょう。

里の北部でお勧めなのは、『阿弥陀寺』付近。参道途中には、天然記念物の樹齢800年以上の楓が道南側にあります。紅葉で人気のある大原ですが、中でも阿弥陀寺の紅葉は一際美しく、江戸時代から紅葉の名所として有名で、数百本の楓が赤く色づく様に出会えます(阿弥陀寺は、京都バス「古知平」より徒歩約30分)。

呂川・律川沿いとは高野川をはさんで反対側(西側)の散策路は、寂光院道と呼ばれます。寂光院までの参道には「朧(おぼろ)の清水」「大原西陵(建礼門院陵)」、寂光院の先には「阿波内侍の墓」など、余生を送られた「寂光院」だけでなく、平清盛の息女、安徳天皇の母として有名な建礼門院にゆかりの名所・旧跡が続きます(寂光院は、京都バス「大原」より徒歩約15分)。

里の南部にある春の落ち椿で有名な「花尻の森」は、源頼朝が建礼門院を監視させた屋敷があった場所。大原には他にも悲しい物語に因んだ旧跡が数多く存在します。

天皇の第一皇子なのに母が藤原氏の出でなかったため皇位につけず、大原に隠棲された悲運の皇子「惟喬親王の墓」や、里にある女郎ヶ淵に身を投げ蛇身となった「おつう」という女性が、自分を捨てた若狭の領主に復習するべく行列を待ち伏せたが、退治され頭を埋められたところと伝えられる「乙が森」(尻尾は「花尻の森」に埋められたとか)など。

なお、大原の名物であり、京料理に欠かせない食材「しば漬け」は、建礼門院が『紫葉漬け』と名付けたことから始まったそうです。古来「紫」は、貴族のみ使用可能な禁色でした。天皇の母堂が使うことを許したのです。大原の里人との絆がよほど深かったことが偲ばれます。

<所在地>
京都市左京区大原

<問い合わせ先>
大原観光保勝会
〒601‐1242京都市左京区大原来迎院町
TEL:075-744-2148

<交通>
・中心部散策には…
京都バス大原バス停(大原バスターミナル)より

※各名所・旧跡・施設へ直接行かれる場合は、地図をご参照に近くのバス停をご利用下さい。

 
大原女姿体験の様子
 
  大原女姿体験の様子。
大原女は、阿波内侍のころより続く大原の女性の仕事着である。手に手甲、足に「はばき」、頭にてぬぐい、そしてその上に「しば」を乗せる。
大原観光保勝会に申し込めば、大原女姿を体験できる。着付けまでしてもらえて、付近をその姿で散策することも可能(事前予約制、女性のみ、1人\2,000)。詳しくは、大原観光保勝会(TEL:075-744-2148、10:00〜14:00)まで。

 
 
大原の里
 





このスポットを訪れた感想を投稿する

周辺おすすめ店鋪はこちら


京都・大阪スポットガイド (C)Copyright 2005-2009 Office Creates All Rights Reserved.