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| 下鴨神社 [正式名称] 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ) |
鮮やかな朱塗りの「楼門」。
「井上社」と「御手洗池(みたらしのいけ)」。
「御手洗池」から「楼門」方面を望む。
「大炊殿(おおいどの)」の西側にある「御車舎(おくるまや)」に展示されていた十二単衣(2006年4月中旬の展示内容)。
「連理の榊(れんりのさかき)」(左)と「相生社」(右)。 | 伝え続ける神事と王朝文化 自然の中にある世界文化遺産 京都は、鴨川を中心に町づくりがなされているといわれますが、その下流に祀られているお社のため「下鴨さん」と親しく呼ばれているこの神社、正式には、「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます。 「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」とともに賀茂両社として、古代よりこの京都の地で崇拝されてきました。先年、境内の「糺の森(ただすのもり)」周辺の発掘調査が行われた際には、弥生時代の住居跡や土器がたくさん発掘され、相当古い年代から存在していたことが裏付けられました。 下鴨神社には、二つの本殿(東殿と西殿、ともに国宝)があります。上賀茂神社の御祭神は『賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)』ですが、その神をお生みになった『賀茂玉依媛命(かもたまよりひめのみこと)』を東殿に、賀茂玉依媛命の父であり古代の京都をひらかれた神『賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)』を西殿にお祀りしています。正式名称に『御祖(みおや)』とあるのは、そのためです。 平安京遷都にあたって、造営の成功祈願が行われて以来、国民の平安をご祈願する神社と定められ、平安時代には、国と京都の守り神として、また皇室の守護神として特別の信仰を受けるようになります。現在においても、国家国民の安泰と世界平和をご祈願する守護神であるとともに、厄除、縁結、安産、子育、交通安全など人々の暮らしを守る神様として篤い信仰を集めています。 上賀茂神社では神山(こうやま)が神聖な山となっていますが、下鴨神社では、比叡山山麓の八瀬にある御蔭山(みかげやま)が神聖な山となっています。毎年5月12日に行われる「御蔭祭(みかげまつり)」は、その山から神霊を下賀茂神社へ迎える神事です。古代より鴨氏が伝えてきた信仰を基としたこの祭は、我が国最古の神幸列として、往古の信仰形態を今に伝える大変貴重なものとなっています。 他にも、「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」(5月3日)や「葵祭(あおいまつり)」(5月15日)が祭としてあまりにも有名です(葵祭やその神事に重要な役割り果たす斎王に関しては上賀茂神社紹介ページをご覧下さい)。他にも、1月4日の「けまり初め」、土用の丑の日の「御手洗祭(足つけ神事)」(平成18年度は7月20日〜23日)、仲秋の名月の日の「名月管弦祭」など、年中様々な祭・行事が行われています。 境内にはたくさんの摂社・末社があり、それぞれに篤く信仰されています。その中の河合神社は、鴨長明(かものちょうめい)ゆかりの神社で、彼が各地を移動する際にすみかとして仕立てた「方丈」を学術的に調査・考証した復元を展示し、あわせて関係資料も展示しています(有料)。 下鴨神社の境内は約36,000坪あり、「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれます。全体が国の史跡に指定され、数々の社殿群とともに世界文化遺産にも登録されています。特に南側に大きく広がっている森は、古代の山城原野の名残をとどめる自然遺産でもあります。 早春には、梅・ヤブツバキ、春は楼門前の山桜をはじめとする桜、初夏のツツジや新緑、6月には葵・カリン・あじさい、そして落葉樹の森である糺の森は秋の紅葉がみごとです。また、冬に雪が降った際の朱色の楼門と白い雪の対比が絶景です。四季折々の情景を存分に楽しんでみて下さい。
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