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| 大田神社と大田の小径(こみち) |
大田神社拝殿。
「大田の沢」を、沢の東北方面から望む。
「大田の径」散策路入り口付近の様子。
「大田の径」散策路途中からの市内の眺望。
「大田の径」散策路途中にある杉林。 | 古代からの名勝の地を散策 上賀茂地区を観光に訪れた際は、上賀茂神社とともにその社家(同神社の旧神官の家)が建ち並ぶ明神川沿いを散策・観光される方も多いことでしょう。そのまま少し足を延ばして、信号のある交差点(大田神社前交差点)から左手(北側)へ曲がり、山のほうに向かってみて下さい。すぐに大田神社にいたります。 この大田神社は上賀茂神社(賀茂別雷神社)の摂社で、踊りや芸能の神様として知られる『天鈿女命(あめのうずめのみこと)』が御祭神です。平安時代中期に編纂された延喜式にも載っている古社で、この付近の沼沢池を開墾して栄えた賀茂氏の崇敬を受けてきました。 境内は木々に覆われる中にあり、静かさとともにやさしい空気に包まれます。 神社入り口の東側には、「大田の沢」と呼ばれる沢池があり、古代より野生の杜若(かきつばた)が自生する場所として有名です(平安時代にはすでに名勝となっていたようです)。5月上旬より紫一色の花を咲き始め、下旬まで約2,000平方メートルの沢一面に咲きほこります。「大田の沢」は、深泥池同様に古代の京都がまだ湖であった頃の面影を残す泥炭地の一つとして、この杜若群落とともに昭和14年に国の天然記念物に指定されています。 この大田神社の背後の小山には、「大田の小径(おおたのこみち)」と呼ばれる散策路が続いています。神社の西側の道を山手に向かって歩いて行くと、その散策路入り口の標識に出会いますので、未舗装の道を山の中へと進みましょう。途中、小池方面へと続く道と分かれた後は、両側にロープが張られた道を進んで下さい。 散策路の途中には何カ所も標識がありますが、このロープが張られた道を歩いて行けば、迷うことなく散策できます。 小山の中の短い散策路にも関わらず、途中の景色は様々です。山吹の花咲く尾根道、市内が眺望できる休憩場所、そして京都北山らしい杉林の風景。 散策路を進んでいくと、やがて「岡本口」と呼ばれる東側の散策路出口にいたります。 「大田の小径」だけでなく、この大田神社の周辺は、静寂な雰囲気漂う邸宅や山荘など、風情ある道際の風景がみられます。のんびりと散策するのにお勧めの地域です。
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