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鹿王院(ろくおういん)    [正式名称]  覚雄山 大福田 宝幢禅寺 鹿王院

「鹿王院」山門

「鹿王院」山門。
切妻本瓦葺の四脚門で、唯一の創建時(1380年)の建物でる。山門に掛けられた「覚雄山」の額は、足利義満が二十四歳の時の自筆である。「覚雄(かくゆう、かくおう)」とは、『悟りにいたりし威大力の英雄』の意で、お釈迦様のこと。
この写真からも察していただけるように、紅葉の季節の、この山門から中門にいたる参道の風情は格別である。




中門付近から庫裡(くり)を望む

中門付近から庫裡(くり)を望む。
庫裡は、鹿王院中興の師、虎岑和尚の再建(寛文年間・1660年代)によるもの。宿坊や拝観のための入り口にあたり、玄関正面には「韋駄天(いだてん)の像が安置されている。




客殿南東側から、前庭、駄都殿(舎利殿)、そして背後の小倉山を望む

客殿南東側から、前庭、駄都殿(舎利殿)、そして背後の嵐山を望む。
平庭式枯山水庭園である前庭には、室町時代の石組や樹齢四百年の木斛(モッコク)の銘木をはじめとして計画的に配置された樹木があり、拡張高い庭となっている。
駄都殿(だとでん)に安置されている仏牙舎利(ぶつげしゃり)は、もともと鎌倉将軍源実朝が宋の国から招来したもの。




本堂内部中央にある「釈迦と十大弟子」の像

本堂内部中央にある「釈迦と十大弟子」の像(運慶作)。
像はいずれも修復を加えているが、創建当時のもの。
本堂には他にも、「開山 普明国師像」「弥勒菩薩像」「開基 足利義満像」「応永釣命絵図(おうえいきんめいえず)」などがあり、貴重な像・絵図を拝観できる。




本堂内にある「開基 足利義満像」

本堂内にある「開基 足利義満像」。
足利義満は、寿命を延ばすことを祈ってこの寺を創建した。

 
足利義満ゆかりの禅寺
街中にたたずむ紅葉の名所

歴史好きの方なら、稀代の将軍と呼ばれることの多い足利三代将軍義満に興味を抱いている方も多いことでしょう。その義満がまだ二十三歳であったある夜に見た夢のお告げに従い、二十四歳の時(康暦二年・1380年)に寿命を延ばすことを祈って建てた禅寺が「覚雄山 大福田 宝幢禅寺」で、京都十刹第五の名刹と位置づけられました。

開山は、義満の師、普明国師(春屋妙葩-しゅんおく みょうは)によって行われました。普明国師は、自らの塔所(たっしょ)をこの宝幢禅寺内に建て『鹿王院』と称しました。この土地を開いた時、野鹿が群れをなして現れたので、そう名付けたそうです。そのため正式名称を「覚雄山 大福田 宝幢禅寺 鹿王院」といいます。

慶長の大地震(1614年)で伽藍は崩壊しましたが、江戸寛文年間(1660年代)に虎岑(こしん)和尚が堂を修理再興して、今日へといたっています。

この寺のあちこちには、足利義満のこの寺への思い入れの深さを感じられる名残があります。山門には、義満の自筆「覚雄山」の扁額が、また客殿にも同じく義満自筆の「鹿王院」の額が掲げられています。
そして本堂には、運慶作の釈迦及び十大弟子の像や、普明国師像などとともに、歴史書籍でおなじみの足利義満の像が安置されています。

鹿王院の見どころとしては、上に紹介したような遺物や建物があげられますが、それにも増して見事なのは、境内の景色です。

山門から中門に至る参道の周囲には、天台烏薬(てんだいうやく)などの銘木が繁り青苔が続きます。街中に居るとは思えない、静寂な雰囲気に包まれて歩いてみて下さい。そして、紅葉の時期のこの参道の景色は、一見の価値有りです。

また、客殿南西側より本庭を望めば、駄都殿(舎利殿)の背後に嵐山が眺望でき、庭の美しさをより一層引き立てます。

歴史ある古寺であるだけでなく、現在も禅寺として活発に活動されている鹿王院。仏教研修のための女性の禅道場が開設され、女性専用の宿坊としても利用することができます。

精神を鍛えに、また静寂な安らぎを得るために、訪れてみてはいかがでしょう。


<所在地・問合せ先>
鹿王院
〒616-8367 京都市右京区嵯峨北堀町
TEL:075-861-1645

<拝観時間>
9:00〜17:00
─般:\300 高校生・中学生:\200 小学生\100

<宿坊 宿泊料>
1泊\4,500(女性のみ) ※詳細は鹿王院にお問合せ下さい。

<休日>
拝観…年中無休
宿坊…年末年始

<交通>
京福電鉄 鹿王院駅より徒歩約2分
JR 嵯峨嵐山駅より徒歩約7分
市営バス 下嵯峨バス停より徒歩3分
阪急電鉄 嵐山駅より徒歩約15分



 
駄都殿(舎利殿)内部の様子
 
  駄都殿(だとでん、一般的には「舎利殿」と呼ばれる)内部の様子。
内陣中央の須弥壇上の大厨子の中にある多宝塔内には、源実朝が宋の国から招来した「仏牙舎利(ぶつげしゃり)」が安置されている。
大厨子の四方には四天王像が立ち、壁面には「涅槃図」や「十六羅漢図」が並んでいる。

 
  ※ 「鹿王院」 境内案内図はこちら  
  「鹿王院」周辺地図  
 
「鹿王院」地図
 





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