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| 鹿王院(ろくおういん) [正式名称] 覚雄山 大福田 宝幢禅寺 鹿王院 |
「鹿王院」山門。
中門付近から庫裡(くり)を望む。
客殿南東側から、前庭、駄都殿(舎利殿)、そして背後の嵐山を望む。
本堂内部中央にある「釈迦と十大弟子」の像(運慶作)。
本堂内にある「開基 足利義満像」。 | 足利義満ゆかりの禅寺 街中にたたずむ紅葉の名所 歴史好きの方なら、稀代の将軍と呼ばれることの多い足利三代将軍義満に興味を抱いている方も多いことでしょう。その義満がまだ二十三歳であったある夜に見た夢のお告げに従い、二十四歳の時(康暦二年・1380年)に寿命を延ばすことを祈って建てた禅寺が「覚雄山 大福田 宝幢禅寺」で、京都十刹第五の名刹と位置づけられました。 開山は、義満の師、普明国師(春屋妙葩-しゅんおく みょうは)によって行われました。普明国師は、自らの塔所(たっしょ)をこの宝幢禅寺内に建て『鹿王院』と称しました。この土地を開いた時、野鹿が群れをなして現れたので、そう名付けたそうです。そのため正式名称を「覚雄山 大福田 宝幢禅寺 鹿王院」といいます。 慶長の大地震(1614年)で伽藍は崩壊しましたが、江戸寛文年間(1660年代)に虎岑(こしん)和尚が堂を修理再興して、今日へといたっています。 この寺のあちこちには、足利義満のこの寺への思い入れの深さを感じられる名残があります。山門には、義満の自筆「覚雄山」の扁額が、また客殿にも同じく義満自筆の「鹿王院」の額が掲げられています。 そして本堂には、運慶作の釈迦及び十大弟子の像や、普明国師像などとともに、歴史書籍でおなじみの足利義満の像が安置されています。 鹿王院の見どころとしては、上に紹介したような遺物や建物があげられますが、それにも増して見事なのは、境内の景色です。 山門から中門に至る参道の周囲には、天台烏薬(てんだいうやく)などの銘木が繁り青苔が続きます。街中に居るとは思えない、静寂な雰囲気に包まれて歩いてみて下さい。そして、紅葉の時期のこの参道の景色は、一見の価値有りです。 また、客殿南西側より本庭を望めば、駄都殿(舎利殿)の背後に嵐山が眺望でき、庭の美しさをより一層引き立てます。 歴史ある古寺であるだけでなく、現在も禅寺として活発に活動されている鹿王院。仏教研修のための女性の禅道場が開設され、女性専用の宿坊としても利用することができます。 精神を鍛えに、また静寂な安らぎを得るために、訪れてみてはいかがでしょう。
<所在地・問合せ先>
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