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大沢池(おおさわのいけ)

「大沢池」南西池畔からの眺望

「大沢池」南東池畔からの眺望。
写真に見える塔は、大覚寺「心経宝塔」。池の北西側一帯には、この塔の他にも「聖天堂」などのお堂があり、また「五社明神」の祠や石仏などもあって、昔から嵯峨野の人々の信仰の中心地だったことがよく分かる。




朱塗りの端正な姿が美しい大覚寺「心経宝塔」

朱塗りの端正な姿が美しい大覚寺「心経宝塔」。
昭和四十二年(1967年)、嵯峨天皇御写経1150年を記念して建立された。基壇内部に如意宝珠を納めた真珠の小塔を安置、また宝塔内部には、弘法大師の尊像が安置されている。




大沢池畔北東部にある「名古曽(なこそ)の滝跡」

大沢池畔北東部にある「名古曽(なこそ)の滝跡」。
もともと離宮嵯峨院の滝殿庭園内に設けられたもので、作庭時よりその美しさが広く知られていた。

しかし、藤原公任(966〜1041年)が「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」と詠んでいるように、平安中期には既に水は枯れていたようである(『名古曽(なこそ)』という名称は、この和歌から名付けられたという説もある)。

平成六年からの奈良国立文化財研究所による発掘調査で、中世の遣水が発見され、現在の様相に復元された。




大沢池畔の遊歩道

大沢池畔の遊歩道。
写真は4月初旬のもの。初春の池畔の桜はつとに有名だが、晩秋の紅葉もすばらしい。
池を一周する遊歩道には、季節の風情を感じながらゆっくりと散策する人々の姿がいつもみられる。




池畔南西部にある平田春一の歌碑など

池畔南西部にある歌碑。
平田春一「紅を少しのぞかせふっくらと椿の蕾只の一輪」など。
往古からの名勝の地にふさわしく、他にも様々な歌人・詩人の歌碑が池畔にある。

 
日本最古の庭苑池(ていえんち)
往古より愛でられた観月の名勝

大沢池は、大覚寺の寺域内にある池として、古くから北嵯峨の名勝として親しまれてきました。池の回りには大覚寺関係の建物や遺跡がありますので、合わせてご紹介します。

この池は、嵯峨天皇の離宮・嵯峨院の庭池として造られました。周囲約1kmの日本で最古の庭苑池(ていえんち)です。中国の洞庭湖(どうていこ)を模して造られたので庭湖とも呼ばれます。

池の南西側にある入園入り口から池に向かうと、石碑に、「大沢池」という名称とともに、『名古曽(なこそ)の滝跡』と刻印されているのに気がつくでしょう。この「名古曽の滝」とは、離宮の庭の中に造られた滝なのですが、創建当時よりその美しさが広く伝わり、数々の和歌に詠まれた滝です。

池の周りには、様々なお堂や祠が建っています。その中でもひときわ目を引くのは、「心経宝塔」です。桜の名所としても有名な大沢池ですが、その桜の花の淡い色の中から浮かび上がるこの塔の姿は、一見の価値有りといえるでしょう。

さて、大沢池は大覚寺の行事の中でも大きな位置を占めています。その中でも『宵弘法(万灯会)』と『観月の夕べ』はこの池があってこその催しです。

『宵弘法(万灯会)』とは、弘法大師が除災招福を祈念し年1回行われたもの。真言宗の大切な法会です。大覚寺では、8月20日の午後5時より五大堂(本堂)と大沢池一帯で執り行われます。大沢池の中央には、丸太を組上げた送り火の祭壇が組まれ、燃え上がる炎が池の周りを照らします。

この宵弘法の行事では、送り火だけではなく、御詠歌奉詠、コンサート、福引、お施餓鬼の他、様々なアトラクションもあり、他所にはない御魂送りの宵が更けていきます。

『紫式部日記』にも記されていますが、嵯峨野の月は大変美しく、往古より観月の名所として有名でした。『観月の夕べ』は、九世紀の初め頃、嵯峨天皇が大沢池に船を浮かべて文化人とともに遊ばれたのが始まりだと言われています。

現代の『観月の夕べ』は、仲秋の名月の日を含む夜3日間に行われます。池には、古式にのっとり龍頭船など屋形船3隻を浮かべ、池を一周しながらお茶を喫して水面に浮かぶ月を鑑賞します。また、池南西側にある望雲亭のお茶室や、五大堂 観月台に設けられる立礼のお茶席でもお茶を楽しみつつ名月を鑑賞できます。

他にも、心経宝塔前の広場に嵯峨の有名なお菓子屋、漬物屋、料理屋などの模擬店や夜店も出店し、ハープや琴の演奏他、様々な行事が毎年行われます。

行事の無い時期でも、大沢池を散策する人の姿は絶えません。今も昔も、季節それぞれの風景を愛でに人々が集う景勝地です。


<所在地・問合せ先>
大覚寺
〒616-8411 京都市右京区嵯峨大沢町4
TEL:075-871-0071(代)

休日:無し
入園時間:9:00〜16:30
(入園には、文化財保護のための維持協力金\200が必要です。
大覚寺の当日参拝券があれば、共通券として入園できます)

<交通>
市バス・京都バス 大覚寺前バス停から徒歩約1分

行事の詳細や、『宵弘法』の献灯、『観月の夕べ』のお茶席等については、「大覚寺」公式ホームページでご確認下さい。



 
茶室「望雲亭」と屋形船
 
  茶室「望雲亭」と(龍頭などが外された)屋形船。
『観月の夕べ』の際には、この「望雲亭」での茶室利用や屋形船乗船のため、この付近がたいそう賑わう。

 
  ※ 「大覚寺・大沢池」 案内図はこちら  
 
「大覚寺・大沢池」地図
 





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