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神蔵寺(じんぞうじ)    [正式名称]  朝日山 神蔵寺

神蔵寺山門

神蔵寺山門。
朝日山の中へ入り込んで行くような道を進んでいくと、神蔵寺の朱塗りの橋が見えてくる。駐車場はそのまま奥へ進めばよいが、歩いて朱塗りの橋を渡るとこの山門にいたる。




庫裡前の境内から本堂を望む

庫裡前の境内から本堂方向を望む。
本堂やその裏にある薬師堂(東方閣)は、写真正面の階段を上った一段高い場所にある。

階段の右側に見える大きな楓の木の紅葉はすばらしく、特に晩秋の落ち葉に埋もれた境内の様子は絶景といわれている。また、階段の左に見える手水社の水は、霊水として名高い。




神蔵寺本堂(瑠璃殿)

神蔵寺本堂(瑠璃殿)。本堂には、釈迦如来坐像が祀られている。

本堂前にある賽銭箱は、『結縁の大賽銭箱』と呼ばれている。天正九年(1582年)に明智光秀が本能寺へ攻め込むために馬を返した場所(丹波摂津国境の山谷=亀岡市曽我部町)に桜の幼木があったそうである。平成二年に大木となったその桜が伐採されたのだが、この年は伝教大師が神蔵寺を開かれて千二百年目にあたるという因縁があったため、有志縁者によってその桜の木材を利用し、賽銭箱として奉納された。




薬師堂(東方閣)内の様子―日光・月光菩薩と薬師如来坐像が安置される厨子

薬師堂(東方閣)内の様子―日光・月光菩薩と薬師如来坐像が安置される厨子。

中央の厨子内にある薬師如来坐像は、藤原末期の様式を伝える優秀な作品として、大正六年に国宝、昭和二十五年に国の重要文化財に指定された。また、両脇の日光菩薩(右)・月光菩薩像(左)は、薬師如来坐像と同時代の作品とみられ、亀岡市の文化財に指定されている。




早春の山門を境内から望む

早春の山門を境内から望む。
写真は3月中頃の様子。境内とその周りには、幾種もの梅が咲きほこっていた。梅の苗木は約50本、桜の苗木は約100本あり、花びらが舞う境内の情景も見どころである。
他にも、木蓮・アジサイなど、季節の花々に覆われる寺である。

 
苦難の歴史をくぐり抜けた古寺
貴重な文化財と豊かな自然

「丹波」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。「黒豆」「オッペケペー節」「丹波焼」それとも「保津川下り」? このページでご紹介する「神蔵寺」は、丹波亀岡の中でも古い歴史を持つ、山ふところに抱かれたお寺です。

寺伝によると、延暦九年(790年)に伝教大師最澄が延暦寺根本中堂を建立された時、比叡山より西方にを眺めますと、紫雲たなびき朝日に映える山を見つけられました。その山は、この神蔵寺の背後にそびえる朝日山であり、大師自らこの地に来られて寺を建立されました。
根本中堂の薬師如来と同木で薬師如来像を刻み天台宗の一大道場として開創され、正暦年間(990〜995年)には26を数える堂塔伽藍を整えた大寺であったと伝わっています。その後十一世紀に入り源氏一門の崇拝が篤くなり、この寺も隆盛を極めました。

ところが、ここからこの寺の波乱万丈の歴史がつづられます。源氏一族の崇拝が篤かったため、治承四年(1180年)に源頼政が以仁王を奉じて平家討伐の兵を挙げた際、三井寺の僧兵と呼応して平家と対立しました。源頼政が敗れたため、平家により神蔵寺は寺領を没収されたそうです。

嘉禎元年(1235年)天台宗の達玄僧都がこの地に来て往時をしのび再興を発願され、今までの女人禁制を解いて再び丹波随一の名刹に復元しました。応永年間(1390〜1420年代)の頃には室町幕府の管領、細川頼元の補修を受けて、より隆盛をほこります。

しかし織田信長の命により、天正三年(1575年)に明智光秀がこの寺を一宇残さず焼失させました。ご本尊は、信者達により菰(こも)で巻かれ山中に隠されたので、なんとか難を逃れました。以来、この山中より流れる川は「菰川(こもがわ)」と呼ばれています。

承応二年(1653年)に、浄土宗の僧願西により本堂、阿弥陀堂、鐘楼等が再建されました。現在の本堂はその時のものと伝わっています。延宝7年(1679年)[延宝3年(1673年)の説もあり]亀山城主松平伊賀守源忠昭が臨済宗妙心寺派の高隠玄厚和尚に寺門を再興させ、以来臨済宗の法脈が継承されて現在に至っています。

この寺は、奈良薬師寺に始まり比叡山に結願する西国四十九薬師霊場の第四十三番札所でもあります。
ご本尊である「薬師如来坐像」をはじめとする数々の仏像・図絵は、苦難の歴史を中を信者の方達が守り通してきたものだけに、往古の文化を伝えるものとしてより貴重なものです。

本堂の背後にそびえる朝日山は、回峰修行の名残を残します。特に秋口から初冬にかけての光景はすばらしく、山の頂から丹波盆地にかかる霧を見下ろし、真東には比叡山を望みます。瑠璃光の世界を思わせるものとして往古から伝えられてきた絶景です。

朝日山周辺は、動植物の宝庫であり、地元信徒の方達による環境整備組合により維持・管理され、ふれあいの谷川、遊歩道、梅林園と整備が進んでいます。神蔵寺を訪れた際には、堂内・境内だけでなくゆっくりと時間をとって自然とのふれあいも楽しんでみましょう。


<所在地・問合せ先>
神蔵寺
〒621-0033 京都府亀岡市ひえ田野町佐伯岩谷ノ院ノ芝60
TEL:0771-23-5537、FAX:0771-23-5740

拝観時間:9:00〜17:00、休日:無し

<交通>
・亀岡市ふるさとバス グリーンハイツ口バス停から徒歩約20分
(JR亀岡駅より京阪京都交通バスに乗車。国道佐伯バス停で乗り換え)

・JR亀岡駅よりタクシーで約15〜20分
・京都縦貫自動車道 亀岡ICより車で約10〜15分

※神蔵寺では、季節のイベントが開催されます(春の桜祭りや紅葉時期のライトアップなど)。時期などの詳細は神蔵寺にお問合せ下さい。

また普段にも、神蔵寺内で陶芸を体験し、周辺の自然を楽しんで地元ならではのお食事をいただける「亀岡ふれあい体験」が開催されています。「亀岡ふれあい体験」の詳細については、「治兵衛窯」ホームページ内「亀岡ふれあい日帰り昼食プラン」ページをご覧下さい。



 
霊水が流れる手水社
 
  霊水が流れる手水社。
朝日山の岩清水から流れ来るこの霊水で目を洗うと、目が良くなるといわれている。入浴用に、飲料用にと、毎日汲みに来る方もおられるのだとか。

 
 
「神蔵寺」地図
 





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