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化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)[正式名称]華西山 東漸院 念仏寺
かさいさん とうぜんいん ねんぶつじ

入山受付近くの参道にたたずむ、釈迦・彌陀二尊の石仏

入山受付近くの参道にたたずむ、釈迦・彌陀二尊の石仏。
鎌倉彫刻の秀作とされている。




本堂に安置されている、本尊阿弥陀仏座像

本堂に安置されている、本尊阿弥陀仏座像。
上記の石仏と同じく、鎌倉彫刻の秀作とされる湛慶(たんけい)の作品。




「西院の河原」の風景

「西院の河原」の風景。
写真は南東側から望んだもの。無数と表現したくなるほどの数の石仏が、ところ狭しと並んでいる。今でも、工事などでこの一帯の地を掘り起こすと、また石仏が見つかるのだとか。そうやって新たに安置された石仏もある。

往古の兼好法師や西行法師も、このあだし野の地に訪れて人の命のはかなさを詠んでいるが、今も葬送の地としての風景は変わらない。




竹林の小径を上る

「竹林の小径」を上る。
小径を上りきった先は、霊園墓地があり、その一角に「六面体地蔵尊」がまつられている。




「六面体地蔵尊」

「六面体地蔵尊」。
六角形のそれぞれの面に大堅固地蔵尊、大清浄地蔵尊、大光明地蔵尊、大定智悲地蔵尊、大徳清浄地蔵尊、清浄無垢地蔵尊の姿が彫られている。

 
この世とあの世の接点「あだし野」
千灯供養で有名な古寺

「化野(あだしの)」の意味をご存知でしょうか。『あだし』とは、はかない、むなしい、という意味で、『化』の字は、『生』が化して『死』となり、この世に再び生まれくる事や、極楽浄土に往生する願いなどを意味しています。

この地は古来より葬送の地で、初めは風葬だったそうですが、後に土葬となり、人々が石仏を奉納して永遠の別離を悲しんだ場所となりました。

寺伝によれば、この地に寺が建立されたのは、約1,100年前。弘法大師空海が五聖山如来寺を開創され、それ以前より野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したのが起源だそうです。
その後、浄土宗の開祖法然上人の常念仏道場となりました。その由緒から、現在は浄土宗に属します。
現在の本堂・庫裡は、正徳2年(1712年)、岡山から来た寂道和尚によって中興されたものです。

さて、境内には、八千体を数える石仏・石塔があります。これは往古のあだし野一帯に葬られた人々のお墓です。何百年という歳月を経て無縁仏となり、付近の山野に散乱・埋没していたものを、明治中期に地元の人々の協力を得て集めたもの。境内「西院の河原」では、お釈迦様の説法を聴く人々の姿になぞらえて配列し、おまつりしています。

この無縁仏の霊にローソクをお供えする行事が、有名な「千灯供養」です。8月の地蔵盆の夕刻より行われ、光と闇、そして石仏が織り成す光景は、極楽浄土が現われた感が有るものとして、多くの参詣者を集めます。

本堂から「竹林の小径」へと向かうと、右手に小さなお堂があります。「みず子」の霊を供養するためのお堂で、みず子地蔵尊がまつられています。この寺はみず子供養の寺としても知られ、毎月お地蔵様の縁日(24日)には、本堂にみず子地蔵尊画像をおまつりして、供養を行っています。

また、境内東側には、インドのサンチーの仏塔を模した見事な仏舎利塔があります。この内部は納骨堂となっていて、御遺骨を収める場所です。

今の自分が生きているのも、ご先祖をはじめ過去の多くの人々がおられたからこそ。この世とあの世の接点である「あだし野」で、あらためて自分が生かされている大切さを感じてみてはいかがでしょう。


<所在地・問合せ先>
化野念仏寺
〒616-8436 京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
TEL:075-861-2221 FAX:075-881-9800

休日:無し

<入山拝観時間>
9:00〜16:30(受付終了)、閉門は17:00
(12・1・2月は、15:30に受付終了、閉門は16:00)
(4・5・10・11月の土・日・祝日は、17:00に受付終了、閉門は17:30)

<拝観料>
大人 \500、中高生 \400、小人 無料(但し保護者同伴)
(障害者は無料)
(30人以上の団体は、大人 \400、中高生 \300)

<交通>
京都バス 鳥居本バス停から徒歩5分

<千灯供養>
毎年8月23・24日
開門 17:30〜20:30(受付終了)、行事開始は18:00から

<水子供養>
毎月24日
14:00〜1時間程度
(8月分の回向は千灯供養で行います)

行事や、供養、納骨、その他詳細については、
「化野念仏寺」公式ホームページでご確認くださるか、
寺務所にお問合せ下さい。



 
「千灯供養」の様子
 
  「千灯供養」の様子(写真提供:化野念仏寺)。
この行事は、約八千体の石仏が現在の姿にまつられるようになった明治の中頃から始まったと伝えられ、もともと毎月行われていた。第二次世界大戦によって中断されていたが、昭和25年から復活し、年一度の行事となった。
これは地元の人々や信者の人々の協力によるもので、現在では、地蔵盆の行事として付近の街道一帯にも供養のための灯籠が灯される。あたり一帯は、霊を送る場所として、おごそかな空気につつまれた夜となる。

 
  ※ 「化野念仏寺」 境内案内図はこちら  
 
「化野念仏寺」地図
 





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