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| 化野念仏寺(あだしのねんぶつじ) | [正式名称] | 華西山 東漸院 念仏寺 かさいさん とうぜんいん ねんぶつじ |
入山受付近くの参道にたたずむ、釈迦・彌陀二尊の石仏。
本堂に安置されている、本尊阿弥陀仏座像。
「西院の河原」の風景。
「竹林の小径」を上る。
「六面体地蔵尊」。 | この世とあの世の接点「あだし野」 千灯供養で有名な古寺 「化野(あだしの)」の意味をご存知でしょうか。『あだし』とは、はかない、むなしい、という意味で、『化』の字は、『生』が化して『死』となり、この世に再び生まれくる事や、極楽浄土に往生する願いなどを意味しています。 この地は古来より葬送の地で、初めは風葬だったそうですが、後に土葬となり、人々が石仏を奉納して永遠の別離を悲しんだ場所となりました。 寺伝によれば、この地に寺が建立されたのは、約1,100年前。弘法大師空海が五聖山如来寺を開創され、それ以前より野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したのが起源だそうです。 その後、浄土宗の開祖法然上人の常念仏道場となりました。その由緒から、現在は浄土宗に属します。 現在の本堂・庫裡は、正徳2年(1712年)、岡山から来た寂道和尚によって中興されたものです。 さて、境内には、八千体を数える石仏・石塔があります。これは往古のあだし野一帯に葬られた人々のお墓です。何百年という歳月を経て無縁仏となり、付近の山野に散乱・埋没していたものを、明治中期に地元の人々の協力を得て集めたもの。境内「西院の河原」では、お釈迦様の説法を聴く人々の姿になぞらえて配列し、おまつりしています。 この無縁仏の霊にローソクをお供えする行事が、有名な「千灯供養」です。8月の地蔵盆の夕刻より行われ、光と闇、そして石仏が織り成す光景は、極楽浄土が現われた感が有るものとして、多くの参詣者を集めます。 本堂から「竹林の小径」へと向かうと、右手に小さなお堂があります。「みず子」の霊を供養するためのお堂で、みず子地蔵尊がまつられています。この寺はみず子供養の寺としても知られ、毎月お地蔵様の縁日(24日)には、本堂にみず子地蔵尊画像をおまつりして、供養を行っています。 また、境内東側には、インドのサンチーの仏塔を模した見事な仏舎利塔があります。この内部は納骨堂となっていて、御遺骨を収める場所です。 今の自分が生きているのも、ご先祖をはじめ過去の多くの人々がおられたからこそ。この世とあの世の接点である「あだし野」で、あらためて自分が生かされている大切さを感じてみてはいかがでしょう。
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